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「なりたかった自分になるのに、遅すぎるということはない。」

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ジョージ・エリオット

【学びをあきらめた人の学びなおし】

受験戦争の時代

中学2年から高校3年生まで放送部で活動していた私は、放送業界やマスコミ志望でした。公立の普通科高校を卒業して、大阪芸術大学放送学科に入学しました。

1979年(昭和54)に共通一次試験(いまのセンター試験)が導入されてすぐのことです。いわゆる受験戦争の時代ですね。

おとなの心ない言葉

一回生の最初の方の講義で、「4年頑張ってもNHKへの就職枠がひとりしか割り当てられていないのが現実です。ひとりあるのがすごいくらいだ。」と言われたことをおぼえています。

すると、ある女子学生から先生に質問がありました。
「わたし、アナウンサーになりたいんです。見た目は良くないんですがなれますか?」と。
その女子学生は、確かに体格が良くて(太っていて)見た目はよくありませんでした。
その時、その先生は否定も肯定もしませんでした。

運よく入った公務職場

放送学科と言う専門的な大学で勉強すれば、マスコミへの就職ができると考えていた私は、「いままでトップになったことはない。ここでもトップはとれない。無理だ。」と夢も希望も失って、自暴自棄になり大学を中退しました。

しばらく今でいうニートをしていましたが、周囲からの勧めもあって国家公務員試験を受験し、気象庁に入庁しました。その頃、公務員は不人気な職業で、「でもしか公務員」と呼ばれていた時代です。
「公務員でもなるか。」「公務員にしかなれない。」と言われていた時代です。

あれから38年が経ちました。

幸いにも同僚や諸先輩方に恵まれ、無事に今年(2022年)3月に気象庁を定年で退官しました。

なりたかった自分になるのに、遅すぎるということはない。

大人たちは、子供たちの夢や希望をつぶしがちです。
「あなたたちのためを思って、現実を言っている」と。

わたしは、子供たちの過去の成績は、この先の未来になんの影響もしないと考えています。
いつでも学べるし、学びなおしはいつでもできる。

イギリスの女流作家、ジョージ・エリオットの言葉です。

「なりたかった自分になるのに、遅すぎるということはない。」
” It is never too late to become what you might have been. ”

肖像画(Wikipediaより引用):George Eliot (1819 – 22 December 1880), aged 30, by the Swiss artist Alexandre-Louis-François d’Albert-Durade (1804-86), whose family she lived with while in Switzerland.

肖像画(Wikipediaより引用):George Eliot (1819 – 22 December 1880), aged 30, by the Swiss artist Alexandre-Louis-François d’Albert-Durade (1804-86), whose family she lived with while in Switzerland.

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